自己評価と他人評価
上司と気が合わないから、会社の評価が悪いので、「お給料が低い」「お給料が上がらない」と。
そして必ず、「あの人は仕事もろくにしていないのに、私よりお給料がいい」から面白くないとなります。
全員同じことをお話しています。自己評価と他人評価の食い違いです。
「できません」
と発言する人は不利。
「出来ないのに出来ると言って仕事を放り投げるよりいいから」と言い訳しそうですけど、
出来る人がやればいいのであれば、「誰もできない事をする人」のほうが評価高いのは当たり前でしょう。
多分ご自分が出来ると思われることは誰でもできる事と違うでしょうか?
だとしたら、あなたにやってもらわなくても誰でもいいんです。そういう人が高い評価をもらえるチャンスを逃しているのです。
「あなたしかこの仕事は出来ない」という仕事がある人は有利
他に任せられない仕事を抱えているのはとても大変です。代わりがいないので、休めないし、その仕事が始まったら他の仕事ができなくなります。そうすると、他人に仕事を回すこともあり得ます。すると回された方はブーイングになりますからなんで私はこんなに仕事をさせられるの?こんなに仕事しているのに評価されていないとなるかもしれません。
トラブルを起こさない人は有利
トラブルがない人は仕事が早いです。何せ無駄がないわけですから。
そして笑顔が多い人は悪い評価になりにくいと思います。上司にもお客様にも評判いいのは当たり前です。
歯向かう態度をする人は不利
たとえ仕事ができても、周りに合わせられず、トラブルを起こす人は「人格」的に円滑に仕事をしてくれないと思わせています。
仕事で喧嘩しても仕方ないと私も若いころは思っていましたが、今まで仕事をしてきて感じることは、その喧嘩は無駄だということです。喧嘩する時間が勿体ないし、気分も悪い。仕事のやる気も損なうからです。
言って分からない人にわからせようと説明するより、わかる人にやってもらう。出来る人にやってもらう。会社の求めていることだと思います。
私も出版するに当たって「ある作家さん」から言われました。
自分が書きたい本と出版社が求める本とは違う。
出版社が求める本をかける人になれと。
ごもっともです。
自分が書きたい本は他人も読みたくなる本なのか?という話です。
会社の求めている仕事は、経費が掛からず、売り上げが上がる事です。
「会社側の気持ち」という事を考えると、出版社も、勤めている会社も、同じなのかもしれません。
自分はきちんとしている。しっかり仕事をしている。
真面目だけを売りにしていてる。
しかし、それは会社は全員に求めていることなんですよね。
その人の不真面目さより、優る何かをもっているんです。会社はそこを評価していて、真面目ならもっと評価が高くなります。
会社は他にない、優っているところを知っているから評価が高いのだと思います。
本の評価も同じです。自分の書いた本のほうが優っているのにあんなつまらない本が売れていると言う人もいます。
それは内容が濃いとか薄いとかじゃなく、ユーザーが求めている本がかけるか、どうかなのです。
会社も同じ、命令を聞いて、理解力が早く、経費を少なくする人、売り上げを伸ばす人がほしい。
出版社も企業も求めている「個人」がいる。
会社が求めている「人」になれば、お給料も出世もあるのだろうけど、不満に思う人は「自分にはそれはできません。あんな会社に合わせる事なんて」と言う。
その会社が珍しいのだろうか?
会社の求めている人を理解できないとしたら、他の会社でも多分出来ないと評価されると思ってしまう。
一個人が求めている会社にしようとする方が無理で、どこの会社に行っても満足する会社などあるとは思えない。
そういう人は組織の中に入るのは難しい。
如何に一個人が組織に求められるようになるかを理解しないとならないと思います。


