自分と見つめ合っていない
その時、お若い方が「他人に対してどういう態度でいいのかが
時々分からなくなる」というようなことを質問されていました。
自分で自分がわからなくなるといったお話です。
その時先生は、「思ったままでいればいいのに」という回答でしたが、
質問の方は多分そういう答えが欲しかったわけでは無いのだろうと
思いました。
思ったままの「想い」がわからなくなるのだと思います。
そして先生はこうもつけたしていました。
「まだ、自分を見つめたことないんだね?もっと静かに自分を見つめる
ということをしていくといいね。」
「禅とかですか」
「禅でもいいし、自分のやりたい方法でやればいいよ」
先生は自分というものを問いてみなさい、そして自分という軸をしっかり
見据えなさいと、いいたいのだろうと分かってくるのですが、若い方は、
その軸というか、本当の自分がわからないのでしょう。
見えない世界の話を言葉で表すことができないのは、宗教哲学にも言えます。
どんなに神と言う存在について語りたくてもその存在に気づいた人じゃないと
理解できません。
心についても同じです。
同じ境遇に立つか、似たような環境とかに入った事がない限り完全に理解
できるものではありません。
感情移入をするという事がいかに難しいかということです。
精神世界を語り始めると奥がとても深くなっていきます。
かつてある先生が「精神とは幼い精神の人には高い精神を理解できません。
神の存在を理解している人が高いと言いたくなるのは、恐らくその部分と
重なるからではないですか?
精神世界のうんちくいう人が高い精神と誤解する部分です。
本当の精神が高い人は低い人をも包む理解力です。
炎上し誇示する人は「どっちが知識がある」「論破する」ということを始めるものですが、
それは知識が高いであって精神が高いとは別問題。
むしろどっちか勝ったの、負けたのは精神が低いといえます」と。
とても分かりやすいですね。
どっちか強いの、負けたの、プライドだの、もっと良いことにプライド使えばいいのにと
私も思います。
ではその精神世界の知識を腑に落とすにはどうするか、軸をどうやって作るかの
問題戻ります。
「ブレない自分」が軸です。
「きちんと判断する力をもっている」「確認するを恐れない」「逃げない強さ」
となります。
例えばとても分かりやすい日常的な事があります。
誰が言ったの、言わないの。酷いの、優しいのといった日常的な噂とかです。
「Aがあなたの事「酷い人」と言っていたよ。気をつけな~」とご丁寧に教える人が
います。
軸がある人はこの言葉に流されません。意図が分かるからです。
人に言われて「気を付けるね~ありがとう」と鵜呑みにして悩んでしまう人は
軸がない人です。
「気にするな」も違います。
真実を追求する心の目です。
味方にみせて、自分だけいい人を演じる狡い人がいます。
見破れと思います。
そしてブレない人はAの事をその噂で心の情報を書き換えたりしない人です。
噂で書き換える人が流される人です。軸ができていないと思います。
「自分の本当の心を理解する」妄想癖があるのなら、是非行ってほしい。
追いつめて答えを出してみるを自分一人でやってみてほしいです。
多数決で決めたり、〇〇に言われたからで決めるのではなくて、
自分に向き合って導く勇気を持ってほしいです。
訓練でできます。弊社で行っているセルフヒーリングはここに結びついています。
だんだんブレない自分が出来上がってきます。


